昔のプログラミングについて
2020.10.26
僕が中学生だった頃に初めて触れたパソコンの基本ソフト(OS)はDOSと呼ばれるコマンド入力方式で、Windowsのような視覚・直感的に操作できるGUIはまだ世の中に浸透していませんでした。
そして当時のプログラミング言語の主流はBASIC。命令をその都度コンピュータが理解できる言語(マシン語)に翻訳しながら実行するインタプリタ方式のため処理速度が遅く、さらに当時のCPUの動作周波数が16MHz程度だったことから、下手なプログラミングだとまともに動かない程シビアな世界でした。
でもそれが逆にプログラマーの心を熱くさせ、いかにして処理速度をアップさせるか技術力の高さを競い合うようになりました。
某パソコン雑誌の「1行プログラミング」はその名の通り短いプログラムでどんなゲームが作れるのかを投稿する企画でゲーム自体は大したことありませんでしたが、そこにはあらゆる技術力が凝縮されていたように思います。
そんな意味では「BASIC」は初心者プログラマーを著しく成長させてくれる本当に素晴らしい言語でした。
ちなみに僕が高校生の頃に作ったゲームは迷路脱出ゲーム、ブラックジャック、落ち物パズル、RPG、シューティング、ドット絵キャラクター作成ツールなど様々。

その後、なんとなくマシン語(アセンブリ言語)を勉強し習得。同時にハードウエアについての知識も身につけました。(CPUはZ80)
高校生でマシン語を使うなんて・・今じゃとても考えられん!!
さらにアセンブラ(アセンブリ言語で記述されたプログラムをマシン語にコンパイルするコンパイラ)を持っていなかったため、マシンコード表を見ながら手動でアセンブルしてました。(ハンドアセンブル)
もうマニアックを通り越してキチガイですね。
そしてなんとかゲームの描画部分をマシン語で記述し残りをBASICにしたところ、ゲーム全体の高速化に見事成功! そしてその圧倒的速さに驚愕!!(I/Oデバイス関連はBIOSを使用)
やっぱりマシン語って凄いし面白い!楽しい!! というのが当時イッちゃってた僕の感想です。

[MSXというホビーパソコン、X68000というモンスターパソコンの出会い]
MSXはCPUがZ80系(8bit)だったので使いやすかったです。
X68000はCPUの性能が16bitなのに32bit並のモンスター級!
その理由については複雑なハードウエアを勉強して理解できました。
今となってはかなり記憶が曖昧ですが、確かアドレスバスが32bitだったような気がします。

そんなどっぷりパソコン生活も高校卒業と同時に終了し、次第にパソコンから離れていくようになります。
(その後の学生生活では別の意味のキーボードにハマってました)

そして社会人6年目(20代後半)になった頃、最新型のキーボード(楽器)を買うかパソコンを買うかで悩んだ結果、友人のすすめもあって初めてWindowsパソコンを購入。(エ〇画像の誘惑に負けました)
その時に買ったパソコンはバイオノート。値段はなんと40万円! たっ、高すぎる!! (しかも内蔵ハードディスクは1年に1回壊れるし・・)
同時にWindowsとインターネットの仕組みを勉強し、すぐにホームページを公開!
その後はFLASH(アクションスクリプト2)を勉強し、さらにjavascriptやCGIプログラムをカスタマイズしながらインタラクティブなホームページを次々に開設。
また、FLASHゲームや素材を作成し無料配布も行ってました。
そんなこんなで今のゴリゴリのパソコン生活が再び始まったわけですね。

ちなみに僕の勉強法はすべて独学となります。
学生の頃は参考書を買うお金もなかったので、ほとんど本屋で立ち読みしながら習得しました。

しかし、こうやって過去を振り返ってみると、なんだかパソコン漬けの毎日に思えてきますが、実際は20~30代の頃は家にいることが少なく、ほとんど遊びまわってました。
どちらかというと、パソコンより飲み会・カラオケが大好き、コンパ大好き、女大好き(あっ)でしたね。

では次回はRubyの魅力について語りたいと思います。

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